東京発の貸切バスの事情は?
現在、東京バス協会に加入している観光バス会社は約100社ですが、未加入会社を加えると400社近くの観光バス会社があります。
ただ、最近は乗務員の過重労働などが問題になっていることから、運行管理・整備管理等がしっかりとしたバス事業者を選ぶことが大事です。
貸切バスの運賃・料金は、安全を維持できるための費用を確保できるようにと云う国の指導も含まれた計算方法が加確立されています。
このため、東京発の貸切バスでも、料金にはあまり格差は生じないようになっています。
こうしたことから、貸切バスを選ぶ際も、他社と比べてあまり安いような業者は避けたほうがよいでしょう。
貸切バスを利用する際の注意点
貸切バスの料金は、利用距離や時間によって変わるほか、シーズンや曜日によっても大きく変わってくることが多いものです。
春、秋の土・日曜日のような、バスの利用が多い時は料金も高くなります。
東京発の貸切バスでも、繁忙期(観光シーズン)ほど早期に予約することが必要となります。
さらに最近は、東京23区内は排出ガス規制対策適合車しか乗り入れができませんが、このようなバスは現在台数が限られていることから、バス料金も少し高くなります。
また、バスの運行には、営業区域が定められていて、出発地に営業所があるバス会社に依頼しなくてはいけません。
例えば、東京駅出発で東京ディズニーランドに行きたい、という場合、東京都にあるバス会社に依頼できますが、空きバスがないからといって東京都以外の、千葉県県などのバス会社に依頼することはできません。
出発の場所にも注意を
東京駅周辺に貸切バスを停車させる場合、ごく短時間に乗り降りするのなら、駅近くの路上でもどこでも大丈夫ですが、待ち合わせなどで30分以上停車させるとなると、停車できる場所は限られてくるので事前に確かめておくことです。
道路事情や各バス会社のテリトリー等もあるので、貸切バスの停車場所は、相談の上である程度会社のほうに任せたほうがよいでしょう。